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流行りモノ調査隊 ♯14 『ポッカール』
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2007年8月にドイツからやってきた、新感覚スポーツギア「ポッカール」!基本は坂を下るダウンヒル競技であり、ヨーロッパでは毎年10回以上もの大会が開催され、ワールドカップも開かれている。日本でも流行間違いなしだ!
日本初上陸のニューカマー!Bockerl(ポッカール)!
これはイイ運動になる!!筆者の体験レポート!
金八土手にやってまいりましたー!
今からならワールドカップ出場できるかも!?
今年8月、ドイツから新たなスポーツギアが上陸した。その名も「Bockerl(ポッカール)」!シートとハンドルだけのシンプルなフレームにタイヤが3つ装着された独特のフォルムだ。事前情報では、このポッカールに跨り、野山を駆け下りる競技と聞いている。 スポーツの秋という事で、ブレイク間違い無し!と読んだ流行りモノ調査隊では、早速取材を行った!
スタンダードタイプのポッカール
高さ26cm、長さ56cm、ハンドル幅45cmと非常にコンパクトなポッカール。上部のシートに座り、両腿も下からハンドルを握る。足は前方に投げ出す独特のライディングスタイルになる。
オォーイエェーコンナカンジネー
写真のようなスタイルでダウンヒルやスラロームを楽しむというのだ。欧米の方々は考え方がファンキーだ!
このポッカール、そもそもはドイツのバイエルン州が発祥の地なのだそうな。生みの親は、エンジニアであるThomas Eimansbergerさんと医師のHans Gschwendtnerさん。二人は登山家で山を登ることが大好きでした。しかし、下山は登りに比べて楽しめなかったと。冬はソリやスキーで下山できるが、夏場は徒歩かリフトで下山するしか手段がない。夏場でも快適に下山できる乗り物はないのだろうか?と。
無いなら作ればいいんじゃん?的にお二人はインラインスケートの車輪を使った試作品を作ってしまうのでした。2000年の出来事です。すごいバイタリティですね。その後、試作品は改良を着々と続け、安定性と操作性を兼ね備える大きな車輪を採用し、高速でも制動力を得る為にディスクブレーキを装着し、 2002年には改良が終わり現在の形になったのでした。
実際に手にとって見てもらうと分かるのですが、このポッカール、オモチャじゃないですね。(笑)ディスクブレーキはオートバイに使用されるブランドの物が装着されているし、タイヤは自転車と同じようなゴム製でラフロードでの使用を想定された強化タイプ!フレームはオールアルミ製で重量はわずか3kgながら、座ってみるとフレームの剛性感・安心感さえ感じる事さえできます! !ドイツの安全基準であるTUV(Technischer Uberwachungs-Vereinの略。テュフ)基準に合格した商品なのです。流石ドイツ!バウムクーヘンの国!ベンツの国!スポーツギアだろうと手は抜きません。
ヒャッハー!
オォーイエェー!(飛んでる!!)
突然ですが、上の写真を見て、このポッカール何キロでると思いますか?インストラクターの山本さんにお伺いした所、初心者でも40km、ワールドカップクラスになると70kmオーバーだそうで。視界が低く、スピードに伴い上体が寝るスタイルになるので、スピード感は相当早く感じる事でしょう。「70kmか・・・・」と、この流行りモノ調査隊でポッカールを取り上げることに身の不安を感じつつ、取材を続ける筆者でした・・・
次のページからは、実際にポッカールに乗った体験レポートです!
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