ORICON NEWS|オリコンニュース
ニュース・特集
芸能人名
画像
CD
DVD&Blu-ray
歌詞
トップ
芸能
音楽
ドラマ&映画
アニメ&ゲーム
特撮
CM
動画配信サービス
スポーツ
社会
グルメ
ビューティ
ライフ
ランキング
動画視聴
トップ
芸能
音楽
ドラマ&映画
アニメ&ゲーム
特撮
CM
動画配信サービス
スポーツ
社会
グルメ
ビューティ
ライフ
ランキング
動画視聴
ホーム
特集
流行りモノ調査隊 ♯30 『○○の品格』
PAGE:
1
|
2
|
3
2006年に『国家の品格』(藤原正彦著/新潮新書)がベストセラーとなり、その年の流行語にもなって以降、【品格】という言葉がもてはやされている。昨年は、篠原涼子主演のドラマ『ハケンの品格』が高視聴率を上げ、最も売れた本は『女性の品格』(坂東眞理子著/PHP新書)で、240万部を突破。『男の―』『親の―』『会社の―』『横綱の―』etc.・・・と【○○の品格】本が相次ぎ出版され、今年に入ってもその勢いが止まらない。今度は『腐女子の品格』に、『不倫の恋の品格』だと!一体、私たちはどんな【品格】を求めているのだろうか。
あなたは何冊読んだ?【○○の品格】本
『女性の品格』VS『腐女子の品格』
緊急座談会☆『キャバクラ嬢の品格』
“真にモテるお金持ち”「洒落金男(リッチーノ)」の品格とは?
継続は“オヤジの品格” なり――56才の新人ロッカー・橋本ひろし
オリコンが昨年12月発表した『年間書籍ランキング2007』で、昨年に最も売れた総合1位は、坂東眞理子著『女性の品格 装いから生き方まで』(PHP新書)だった。昨秋の初刷では1万4000部。1月現在54刷まで増刷を重ね、240万部を突破。読者の8割が女性で、「新書は女性には売れない」という出版界の“常識”を打ち破ったことも、驚きをもって受け止められた。
「礼状をこまめに書く」「あいさつができる」「無料のものをもらわない」「恋はすぐに打ち明けない」など、ビジネスから装い、話し方、恋愛にいたるまで、女性としての振舞い方を具体的にアドバイス。学校や職場でも、優秀で元気なのは女性ばかり。だからこそ、従来の男性とは異なる価値観、よき女性らしさを、職場や家庭に持ち込んでほしい、と著者は語っている。
昨年12月には、続編『親の品格』が発売され、「悪口は言わない」「子どもの機嫌を取らない」など、親子のあり方を66例で示し、こちらも快進撃が続いている。
ちなみに、一昨年、2006年は、『国家の品格』(藤原正彦著、新潮新書)がベストセラーに。260万部を超えて、いまだに売れ続けている。流行語にもなった『国家の品格』の後、2007年は『女性の品格』を筆頭に、さまざまな“あるべき姿”を語った【○○の品格】本が出版された。
書名
著者名
出版社
発行日
1
女性の品格
坂東眞理子
PHP新書
(2006/09/16)
2
親の品格
坂東眞理子
PHP新書
(20007/12/15)
3
会社の品格
小笹芳央
幻冬舎新書
(2007/09)
4
国家の品格
藤原正彦
新潮新書
(2005/11)
5
男の品格―気高く、そして潔く
川北 義則
PHP新書
(2006/04)
6
ヤマダ電機の品格―
No.1企業の激安哲学
立石泰則
講談社
(2008/01)
7
腐女子の品格
腐女子の品格制作委員会 腐女
リブレ出版
(2008/01)
8
横綱の品格
双葉山定次
ベースボール・
マガジン社新書
(2008/01)
9
子どもの品格
高橋義雄
ヴィレッジブックス
(2007/11)
10
父親の品格
川北 義則
ダイヤモンド社
(2007/09/29)
※(2008/02/08 20:00、Amazon.co.jpで【和書】【の品格】【売れている順番】で検索)
ここ数年、粉飾決算やリコール隠し、耐震偽装や食品偽装など、企業の不祥事が相次いでいる中で、登場したのが『会社の品格』(小笹芳央著、幻冬舎新書)。同書では、「カリスマ社長に盲目的に追従している」「自社のヒット商品の成功体験にとらわれている」「いまだに給料が年功制」などに該当する会社に未来はない!とバッサリ。「社員を大事にしてこそ会社は伸びる」などと、会社の品格を高めるポイントを示した。
『男の品格―気高く、そして潔く』(川北義則著、PHP研究所)では、職場・家庭・恋愛・趣味と、“男のあるべき姿”は、人生のさまざまな場面で「遊び心」を持つこと、心の中に自分なりの「美学」を持つことが欠かせないと主張。
『子どもの品格』(高橋義雄著、ヴィレッジブックス)は、元学習院初等科長で、多くの宮様方の恩師が伝える、“気品ある子どもの作り方”。子どもには子どもなりの「品格」や「気品」が必要で、小さいときから育てないと、身につかないと説く。子どもの品を育てるために、親子でどんな遊びをすればいいのか、躾をどうすればいいのか、かなり具体的に示している。
2007年1月から3月に日本テレビ系で放送され、高視聴率を記録したドラマ『ハケンの品格』。篠原涼子が演じる26の資格を持つ時給3000円の「スーパーハケン」が、正社員とぶつかりあいながらも、スキルを活かして大小のトラブルを鮮やかに解決していく痛快劇に、働く女性たちから賛否両論が巻き起こり、社会現象になった。「お時給の分は、しっかりつとめさせていただきます」などの名言も多数。
ハケンの品格 DVD-BOX
>
2007/06/27[DVD]
バップ
VPBX-12988
坂東眞理子
(ばんどう・まりこ)
1946年富山県生まれ。東京大学卒業後、総理府に入省。51才で女性初の総領事を、54才で内閣府の初代・男女共同参画局長を務めた。働く女性に厳しい時代、輝かしいキャリアの裏で、家庭、子育てとの両立に悪戦苦闘した。その経験も糧にして、2006年秋に『女性の品格』を発表。2007年12月『親の品格』ほか、著書多数。2007年4月より昭和女子大学学長。
2008年になっても【○○の品格】本の出版が相次いでいる。
『ヤマダ電機の品格―No.1企業の激安哲学』(立石泰則著、 講談社)は、ヤマダ電機を業界ナンバー1に押し上げた山田昇社長の激安哲学を取材。山田社長の自伝的な内容ではなく、むしろ問題点を指摘して、“あるべき姿”を考えさせる。家電量販店業界の歴史も学べる一冊。
『横綱の品格』(双葉山定次著、ベースボール・マガジン社新書)は、かつて日本国中の憧れの的だった屈指の大横綱・双葉山(時津風定次理事長)が、自分の人生を振り返りつつ相撲求道の軌跡を示した。朝青龍の問題行動や、著者が設立した時津風部屋で序ノ口力士の死亡事件が起きるなど、問題続きということもあって関心を呼び、売れ行きも好調だ。でも、実は約30年前の1979年に出た『相撲求道録』の改題改訂。
「女の人生は良妻賢母だけじゃないんじゃないの?」と、オタクの女性版ともいわれる『腐女子(ふじょし)の品格』も登場。「腐女子」とは、主に男性同士の恋愛を描いた作品を好む女性を表す言葉で、そういう女性たちがなかば自嘲的に使い始めたもの。恋も萌えも楽しみ、自分らしく社会に適応している腐女子の実態を、エッセイマンガや投稿ネタなどを交えて紹介。腐女子ライフを理解するための入門書にもなっている。
2月中旬には、『不倫の恋の品格』(亀山早苗著、WAVE出版)が発売予定。「会うときにマリッジリングはつけたままでいいのか?」「不倫はプラトニックな関係のほうが『上品』か?」など、実例を交えて「品格」を語る。自由になれない不倫の恋こそ、試されるのは「品格」とのこと。
なぜ、今、こんなにも「品格」なのか。
女性として、男として。親として、子として。会社員として、社長として。どんな風に生きたらいいのか、基準がない今の時代、“あるべき姿”を示すと同時に、“あるべき姿”に近づくための手だてを示してくれる【○○の品格】本の数々。
本読んで、思わず我が身を振り返る。現実はそんなに簡単ではない。腐女子な一面を持っていたり、不倫の恋をしていたりもするわけで・・・。「品格」とは、ありのままの自分を否定しないことから始まるのか。自分自身のプライドを保つためのものなのか。結局は本人の心持ち次第?個人の数だけ「品格」があるのなら、ブームはまだまだ続きそうだ。
腐女子の品格
マンガ・イラスト:腐女(くさめ)、
制作:腐女子の品格制作委員会
2008/01/10[BOOK]
¥1,050
リブレ出版 ISBN978-4-86263-322-4
『b-boy WEB』で腐女子度チェックも実施中>>
(C)Libre Publishing 2008
不倫の恋の品格
亀山早苗
2008/2月中旬発売予定[BOOK]
WAVE出版 ¥1470
ISBN978-4-87290-337-9
<関連リンク>
カリスマキャバ嬢からのバレンタイン・プレゼント>>
2月17日開催!東京マラソン特集>>
ブラジャーの所有枚数、平均は10.2枚>>
PAGE:
1
|
2
|
3
<<前の特集 #029『検定ブーム』
次の特集 #031『オーダーメイドブーム』>>
home