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#036 今週の急上昇キーワード(更新日:2008/03/25)
メタボ健診
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今回の調査内容
ココが違うよメタボ健診〜受診者の2人に1人はアウト!?
30代・40代のメタボリックシンドローム意識調査
メタボ健診の本来の目的は医療費削減
メタボの面倒クサイこと其の一・生活習慣病のリスク
メタボの面倒クサイこと其のニ・特定保健指導
脱メタボ&メタボ予防に効くダイエット法ランキング
メタボ対策(改善・予防)商品・サービスが続々登場
『丸の内ダイエットモニター』募集中!
メタボ健診の本来の目的は医療費削減
 なぜ、このような特定健診が始まるのか。国は何を考えているのか?

  “メタボ健診”は平成20(2008)年4月からの医療制度改革の一環としてスタートする。この医療制度改革の背景にあるのは、年々増加する医療費。厚生労働省の発表によると平成17年度の医療費は32兆4000億円で、平成13年度と比べて4年で2兆円も増加したという。

国は将来的な医療費の伸びを抑えたい

医療費の増加と関係が深いのは生活習慣病

生活習慣病は内臓脂肪の蓄積が原因となっていることが多い

メタボリックシンドロームの基準に当てはまる人や予備軍を何とかしろ!

“メタボ健診”の義務化

  実際、生活習慣病にかかる患者数は増加する一方で、死亡原因に占める割合は約6割、医療費において生活習慣病の占める割合は国民医療費の約3割にのぼるとか。

  生活習慣病のリスクは内蔵脂肪型肥満(=メタボリックシンドローム)によって高まる。メタボリックシンドロームの基準に当てはまる人は、予備軍とあわせて男女とも40才以上で多く、男性では2人に1人、女性では5人に1人という割合に達していると推定されているのだ。

  「特定健診・保健指導」は医療保険者の義務で成果が求められており、平成20年時点のメタボ該当者と予備軍の数(約1900万人)と比較して、5年後の平成24年度末には10%減、平成27年度には25%減が目標とされている。

 これまでの健診で「病院を受診してください」という連絡が来ても、「まぁいいか」「そのうち行こう」と放っておいた人もいるかもしれません。しかし、これからはそういうわけにはいきません。
メタボの面倒クサイこと其の一・生活習慣病のリスク
 生活習慣病とは、偏った食生活や運動不足、ストレス、喫煙など、毎日の好ましくない生活習慣の積み重ねによって引き起こされる病気の総称。

<主な生活習慣病>

☆3大疾患☆
糖尿病、脂質異常症、高血圧

心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、脳出血、がん、腎臓病、肝臓病、骨粗しょう症、歯周病など。

  生活習慣病は、自覚症状がなく、相当の年数を経てから病状が現われるのが特徴。また、一つひとつの病気が一度に起きるのではなく、人の一生の中で時間を追って、いわばドミノ倒しのように発症するのがやっかいなところ。

 しかも、生活習慣は長年の積み重ねによって定着するもので、年をとってから改善するのはとても厳しく難しい。

 “メタボ健診”の対象年齢に達する前、40才未満の人たちも、「若いから関係ない」ではなく、早めに生活習慣病にならない“生活習慣”を身に付けることが重要だ。

厚生労働省による生活習慣病の情報サイト>>
メタボの面倒クサイこと其の一・生活習慣病のリスク
 メタボ健診後、受診者は次に3つのカテゴリーに分類される。

☆対象外
男性:腹囲85cm以下、BMI25以下
女性:腹囲90cm以下、BMI25以下


☆動機付け支援
対象者は、生活習慣の改善が必要で、そのための行動目標・計画の作成・実行ができるよう、保健指導者による個別またはグループでの支援を原則1回受ける。半年後に計画どおりの効果が出ているかの評価を受ける。

☆積極的支援
動機づけ支援に加えて、3ヵ月以上にわたって、複数回の継続的な支援を受ける。個別支援やグループ支援のほか、手紙、電話、Eメール、などを利用して食事や運動指導などが行われる。半年後に計画どおりの効果が出ているかの評価を受ける。

 「積極的支援」に該当してしまうと、指導機関からの保健指導を原則3ヶ月以上受けることになる。

  保健指導とは、対象者がメタボ撲滅・生活習慣の改善に取り組めるように、医師や保健師、管理栄養士などの有資格者による指導を受けること。食習慣や運動不足を改善するための、具体的な目標を立て、メニューを作って指導を行い、半年後に支援によってどれくらいの効果が得られたかを評価して終了となる。

  なにせ、健保組合などの保険者には、特定健診受診率とメタボ改善率についてのノルマがあり、目標非達成の場合はペナルティが課せられることになっているから、本気でメタボ撲滅に取り組んでくるだろう。いくら本人が「メタボでもいい」と思っていても“改善命令”から逃れられないかも。とはいえ、暴飲暴食や運動不足を漠然と自覚していても、なかなか実際に改善するのは難しいもの。これをきっかけに、自分の生活習慣を見直してみるのも悪くない。習慣が変われば、運命だって変わるのだ。

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取材協力:フィールファインクリニック 丸の内

内科統括医 青木晃先生内科統括医 青木晃先生
1961年東京都生まれ。1988年、防衛医科大学医学部卒業。抗加齢(アンチエイジング)医学の第一人者としてTV・ラジオ、雑誌などでも活躍。体の中からのアンチエイジングを提唱し自らも実践。アンチエイジング・ライフスタイル・プロデューサーとしても知られる。順天堂大学大学院加齢制御医学講座准教授、日本エイジマネージメント医療研究機構理事、日本抗加齢医学会評議員、日本抗加齢医学会専門医。著書に『“若返り”の食と生活』(宝島新書)、『40歳からの週末リセットダイエット』(海竜社)、『見た目が大事!アンチエイジングでメタボを撃退』(二見書房)等、多数



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